2025年開幕戦を終えて
土曜スプリントはマルク・マルケス(Ducati Lenovo Team)が優勝、2位に弟アレックス・マルケス(BK8 Gresini Racing MotoGP/Ducati)、3位がペコ・バニャイア( Ducati Lenovo Team)。日曜決勝のリザルトは上2行のCtrl+C、Ctrl+V。以上。
わかっていたこととはいえ、やはりドゥカティの強さは今年も圧倒的なようですね。昨年は8台体制だったドゥカティは、今シーズン6台になり、ライダーは上記3名とフランコ・モルビデッリ(Pertimana Enduro VR46 Racing Team)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(同)、フェルミン・アルデゲル(BK8 Gresini Racing MotoGP)。この6名のうち、ファクトリーマシンを供給されているのは、兄マルケス、バニャイア、ディッジャの3名。弟マルケス、モルビデッリ、アルデゲルの3名はGP24。
GP25のエンジン選択ではプレシーズンテストのセパン等でテストしたプロトではなく、昨年仕様のものを採用することが決定……したとはいえ、その他のパーツ類は当然アップデートされていくので、GP24とGP25はやはり基本的には別モノと考えるべきでしょう。シーズンが進むに従ってGP25にはいろんなタマが入っていくでしょうからスペック的に差が広がっていくであろうものの、開幕直後だとさほど大きな差は無いのかもしれないですね。もともとが素性のいいバイクだけに、前年度仕様でも他陣営を圧する戦闘力を備えていることは過去のレースでも証明済み。今年の決勝レースでも、レース結果は優勝から4位までは兄マルケス、弟マルケス、ペコ、フランキー、という順位でGP25-GP24-GP25-GP24なので、今年もこんな感じで過去同様に前年仕様でも他メーカーを簡単に引き離したり蹴散らかしたりしながらシーズンが推移してゆくのでしょう。