Only a matter of time
モンメロでのレース開催は、昨年の最終戦以来ですね。昨年の最終戦は、(あくまで個人的なことですが)思い返すだにホントにいろいろと大変でした。当時のニューズレターにも記していますが、このときの「不幸のつかみ取り」状態は自分が20数年経験してきた世界各地の現地取材のなかでも、かなり上位に入るアクシデントつるべ打ち波状攻撃だったので、再度、簡単に記しておきます。
まず、当初に予定されていた開催地バレンシアが突然の大水害で、レースそのものが開催地を急遽変更。それに伴い、現地往復の搭乗便やホテル、レンタカー等々の予約をバタバタと変更することになりました。なんとか手配を完了して現地へ飛んでみると、CDG/BCN便が機材故障でパリCDGに夜の12時頃まで足止めをくらい、バルセロナ空港着が夜中の2時半。こんな時間に空港へ放り出されても行き場がないので、夜が明けるまでバゲージクレームのあたりで横になって、レンタカー屋の窓口が開く時間になったら朝イチでクルマを借りだしてホテルへ。シャワーだけざっと浴びてサーキットへ向かい、週末のレース取材を開始する前の段階からすでに疲労困憊。
週末はスポーツイベント的にあれこれあって、日曜の決勝レースでチャンピオンシップが決定。翌々日の事後テストを終えて22時ごろにホテルへ戻ろうと思ったら、ゲート手前でレンタカーがいいなり故障。もしも高速道路を走行中なら大惨事になっていたところでした。で、レンタカー会社のレッカーサービスを電話で呼び出して動かないクルマを運んでもらい、サーキットのセキュリティ担当者にタクシーを呼んでもらってなんとかホテルへ戻ったのが深夜1時頃。翌日はバルセロナ市内まで電車で移動して、レンタカー会社の窓口で事情を説明して保険で処理する手続きを済ませてから、空港近くのホテルへ移動しておしごとの続き。