日本GP直前にて
第17戦ですか。ひと昔前なら最終戦のレース数ですよね。しかも近年は毎大会で土曜にスプリント、日曜に決勝を行うので、今年レース数だけを数えれば土曜が33回目、日曜が34回目です。現在、チャンピオンシップポイントはランキング首位のM・マルケス(Ducati Lenovo Team)が512。ランキング2番手の弟A・マルケス(BK8 Gresini Racing MotoGP)が330。両者の間には182ポイントが開いています。
レース1回あたり最大37ポイント(12+25)稼ぐことができて、日本GPの後は5戦を残しているので、この日本GPを終えて37×5=185ポイントの差が開いていれば、この大会終了後に兄マルケスがチャンピオンを獲得することになります。さらにいえば、もてぎの土曜スプリントを終えた段階で両者の間にさらに25ポイント差、つまり合計210ポイントの開きがあれば、弟マルケスは以後の逆転が不可能。つまり、兄の2025年MotoGPタイトルが決定する、ということになるわけです。
現在の兄と弟のポイント差は182で、土曜のスプリント終わりで弟が0点、兄が12ポイント加算しても両者の差は194にしかならないので、土曜のタイトル決定はないことがわかります。ということは、チャンピオンが決まるのは最速でも日曜の決勝終わり。ふたりがそれぞれ何位と何位であれば……、という可能性の順列組み合わせは土曜の結果次第でもあり、確定パターンは無数に考えられるでしょう。