第8回 青木宣篤氏との質疑応答―シーズン回顧&展望(中編)

 最終戦ソリダリティGPの際に青木宣篤氏と交わした質疑応答の二回目です。前回のドゥカティ&ホンダに続き、今回はアプリリア、KTM、ヤマハについて。いつものことながら、さすが深く鋭い観察力だなと感心することしきりで、おそらく他の日本語記事では読むことはできないほどの、じつに内容の濃密な会話になりました。
Akira Nishimura 2024.12.13
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―(マルティンが)来年アプリリアに行くと、今のようなパフォーマンスは難しいと思います?

青木宣篤(NA):予選なんかでは、パーンと一発タイムを出してくると思う。ただ、決勝で同じようにできるかというと、それはちょっと難しいかも。

―レースディスタンスもそうかもしれないし、長いシーズンを考えると、路面状態や温度条件その他のコンディションが様々に違う状況で、どれだけ高いアベレージで戦えるかと考えると、アブリリアはまだかっちりとした高い水準にはないのかな、というふうも思います。

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