One step closer to the Top

6月21日に決勝が行われたチェコGPで、小椋藍(SuperFile Trackhouse MotoGP Team)がポールポジションを獲得し、土曜スプリントで2位、日曜の決勝レースでも2位表彰台、という好成績を獲得しました。この週末を少し振り返ってみます。
Akira Nishimura 2026.06.22
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 みなさま、たいへんご無沙汰しておりまして本当に申し訳ありません。最近は『高額療養費制度 ひろがる日本の〈健康格差〉』(集英社新書)を刊行するなど、社会保障や医療保険制度方面に自分の取材執筆活動がシフトしていることもあって、世界で最もすばらしいスポーツであるMotoGPについてあれこれ申し述べる当ニューズレターをなかなか配信できませんでした。ホント、すみません。上掲書については、今の日本社会にとって非常に重要な課題のひとつで、このテーマに関する初めての一般書籍だと思うので、もし未読の方がいらっしゃればぜひお読みいただければ幸甚なのですが、それはそれとして、さっそく小椋藍の活躍に話題を移すといたしましょう。

 振り返るとチェコGPの小椋は、金曜午前の走り出しから非常に快調でしたね。参考までに、去年のチェコGPでの小椋はスプリント16位(+8.992s)、決勝レースは(+21.904s)という成績でした。また、開催時期は7月18~21日で、ザクセンリンク~ブルノ~(サマーブレイク)~RBR~バラトン、という流れで中欧地域を転戦するスケジュールでした。今年はバラトン~ブルノ~アッセン、というカレンダーになっています。わたくしがグランプリ転戦取材を開始した四半世紀前からつい先ごろまでは、サマーブレイク明けの緒戦はずっとブルノだったので、開催時期は8月中下旬、という抜き難い印象があります。RBRがカレンダーに復帰してからは、オーストリア/チェコの連戦になることが多く、この二会場が前後して開催されるようになりましたが、いずれにせよ、ブルノといえば8月中下旬というイメージです。なので、今年のようにアッセンの前、というカレンダー全体でも早い時期の開催はちょっと新鮮な印象があります。チェコといえば、三日月型のパンと具だくさんのスープの味わいも忘れられません。ビール好きにはスタロブルノなども有名なようです。また、ブルノ大学脇のフードコートにあるインドカレー屋が抜群に美味くて安くてですね……と、そのような脇筋に逸れるといつまでもその話で終わらなくなってしまうので、さっさとレースの話題に戻りましょう。

 さて、金曜午前の小椋はFP1で5番手で、トップのマルケスからは0.318秒差。予選振り分けを決める午後のプラクティスセッションでは、トップタイム(1'51.735)でQ2進出。しかもオールタイムラップレコードを更新する走りで、この段階で「あ、今回はいけるかな」という予感を抱いた方は多かったのではないかと思います(すくなくともわたくしはそうでした)。

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