日本GPを終えて(あるいは過去記事発掘篇)
すみません。また前回から間隔が空いてしまいました。しかもその間に日本GPが開催されて終わってしまうという。おやまあ……。ともあれ現地観戦の皆様はお疲れさまでした。今は喧噪と昂奮の熱に浮かされた週末の余韻を味わいつつも週明けとともに日常が侵食してきて徐々にいつもの生活に引き戻される、というような状態でしょうか。毎年のことですが、振り返ればいろんなことがあった週末でした。
とはいえ、グランプリはそんな週末を2週間に一度のインターバルで繰り返しながら世界各地を転戦してゆきます。すでに十月に入って残りは……まだ6戦もありますね。1レースあたり最大37ポイント(スプリント12+決勝25)獲得できることを考えると、理屈の上では222ポイントビハインドの選手までチャンピオン獲得の可能性があることになります。ということは計算上では日本GPを終えてランキング11番手のエネア・バスティアニーニまでタイトル獲得の可能性があるわけですが(余談になりますが、日本GPでのベスティアはすごく乗れていましたね。スプリント最終ラップで微妙にグリーンを踏んでしまったことが、返すがえすも残念です)、まあおそらくそういうことにはならないでしょう。現実的にはタイトル争いの候補者は、首位のホルヘ・マルティン、2ポイント差のランキング2番手マルク・マルケス、マルケスから47ポイント差のランキング3番手マルコ・ベツェッキの3名、と考えるのが妥当でしょう。
ランキング4番手のペドロ・アコスタは首位マルティンから90ポイント差、ランキング5番手の小椋藍はマルティンまで96ポイントなので、残り6戦でこの差だと、タイトル争いにふたたび食い込んでいくのはやはり難しそうです。とはいえ、アコスタも小椋も世界屈指のトップライダーであることは万人の認めるところなので、今後のレースでもチャンピオン争いはともかくとしても一戦一戦で優勝候補の一角として印象的なレースを繰り広げてくれることでありましょう。